あさきゆめみし




「 地獄を見せてあげる  」


Mちゃんに誘われ 導かれた先

吉野川の上流 


国道沿いに 流れている川を一瞥して  

彼女は こう呟いた 


怨霊が戻り始めている 

春に一旦 霊達は姿を消したけど   

強い怨念だけが 戻り始めてる  


取り返したい 響きが 川に木魂しているの  」





吉野の街は 暗く陰鬱な雰囲気だった 

町中が葬儀の哀しみの帳に 

包まれてるかのように 



吉野山には 

桜がいっぱい植えられていてね

でも元々  

ここに自生していたわけでは無く 


この地で 殺された多くの霊を 

鎮める為に植えられた 」 


φ(・・;)))))))))))


桜の樹の下には 

死体が埋まっている 



能の物語の多くには 

古代の権力者達の哀れな願いが 

こめられている


お前達 恨みが怖いから 

祈祷して 封印してよ 

というメッセージがね



吉野咲く 

桜は けだし

山を覆い尽くせど 

咲き乱れる様に 

悲鳴こだまする



桜は想いを取り込む樹 

その美しさは 

怨念すらも 取りこんだ 

王達は そんな桜の花を 

こよなく称えたの  



自分を恨んだ者の魂を

封印してくれるんだもん 

こんな めでたい存在は無いわよね 


座と 封印

桜は 霊達が木魂する呪


桜の樹から 

こんな声が聴こえるの


苦しい 

切ない 

辛い  」


φ(・・;)・・・・・・・


車は 彼女の導きに従い 

どんどん 上流の方に向かっていった 


風景が進むに従い 



夢殿を彷彿とするような 

風景も見られるようになった




山の森の影は くぐもり 

唸り声を 

発していた 




トンネルは 血飛沫の息の咆哮を開けている 



地の底に 潜るかのように 

穴は 深く 長く 続いていた



黒い道が現れた  







ぽっかりと紅い橋が浮かび  

消えて

また紅い橋 浮かぶ  




私はそんな風景の連続と

疲れから  

まどろみの世界に 想いを浸していた


山の奥から 

こんな少女の

叫びが聴こえてくる  

 

夢の少女は こんなことを言っていた  



「 なんで みんな 真っ赤なの 

 なんで バラバラになってるの 」



その時 前方に 地獄の門が 現れて  




その先に 紅い橋と 

無数の提灯に 彩られた街が広がっていた  





「 井戸・・・・・ 

 あさきゆめみし  」


何故 唐突にこの言葉をついてでたのか わからない 

言葉の 漏れた先に 

水が したたれ落ちる 寺があった



  


浴衣の 酔客達は

提灯の明りの下 上機嫌で千鳥足で歩いている



カランコロン カランコロン

下駄の音が 石にこだまする  



街を抜けた森の先には 

空気を遮断するような 

紅い門が建てられていて


その先に広がっていたのは 

おびただしい数の 

塚 塚 塚 塚 塚








まるで夢殿と地獄を凝縮した世界   

私には そう感じた 



神武がやって来て 

この地の 地獄がはじまった


征服の過程で 

多くの人は殺されたけれど  


地獄はそこで 終わらなかった  

吉野熊野一帯は 

昔から 

鉄や金属が産出してね  


古代の権力者達にとって 

鉄や金属は お金そのものだった 


先住民達は それを掘りだす為に駆り出され  

過酷な労働で使役され 

用済みになった遺体は

川に流されたり 

土に埋められたり 」



φ(・・;)・・・・・・・


ヤタガラスは 裏切り者 


奴が 神武をもち上げて 

この地に 地獄を作ったの 


神武に手を貸した方が 

得と感じて

神武と ニギハヤヒの息子を引き合わせたの 

ニギハヤヒの弱点を 

子供と知っていたから 


神武は 息子を取り込んで  

ニギハヤヒに会いに行った 


その道程で 

多くの人々を殺しながらね


ヤタガラスとは 紀氏の始祖 

アメノミチネ 


奴の手引きで 

多くの地獄が作られた 」


φ(・・;)・・・・・・・・・・・・・・


神武を 王位に導いた ヤタガラス 


そして無辜の人々が殺されていくさまを嘆いたニギハヤヒは 

国を譲る決心をし 


アメノミチネは 

その功績の見返りに 

紀伊の国を受け取った 


その地のリーダー達は 

神武一派によって もう惨殺されていた

  

でも新たな領主となった 

紀氏一族は 

より過酷に 人々を蹂躙した 

 

奴隷にして 殺し

用済みになった遺体は 川にどんどん流し 

逆らう人々を 山に追い詰め 

埋めていった    


熊野全域に 

暴力と収奪は 広がって

この地に生まれた 

夥しい怨念を鎮める為に 

無数の塚が建てられた 

寺や神社も 築かれた  」


φ(・・;)・・・・・・・・・・・・・・


そして紀氏の末裔は 

今も影で 天皇を支えている 


世界遺産となることで

この地に人が集まったのも 

この地の 

結界が崩れかかっていたからじゃない? 


封印する為には 

多くの人のエネルギーが必要だから 


塚は 

人が死んだ証 


ヤタガラスは 

魂を封印する役目を請け負わされていた


火で 魂を追い立てて 

水で 洗い流した   


彼らはこれに類する行事を 

紀伊で 長年 続けてきた  」


φ(・・;)・・・・・・ 


でもね 

彼らも一つ忘れている


水で怨念は消えないの


水は怨念を 祓うだけ 

そして祓えば祓う程 

その想いは水に木魂し  

執念深さを産んで 

より強く遠くに 

広がっていく 」


φ(・・;)・・・・・・・・・・・・・・


川の封印を解くのも 

簡単


川の上流に行って 

祈ればよいだけ

怨念を自由にしてと 」


MAHAOは 塚の前で 

お祈りをしました


石さん 木さん 自然さん 

なにとぞ この地で 封印されている魂を 

みんな自由にしてください


そして世界中で封印されてる魂も 

みんな 自由にして下さい 


彼らの魂が 自己愛を取り戻せますように 

(―人―)

みんな 永遠に 楽しく 豊かに 自由に生き続けますように 




帰り途 

Mちゃんが こう呟いた   哀しそうに 


私にはわかる 

あそこに居た想念 

みんな復讐を誓っていた 


いくら鎮めても 

もう抗えないでしょう 」


φ(・・;)・・・・・・・・


封印が解ければ

旧家と言われている 

ほぼ全ての家系が 絶滅する



もしも

私の存在が 消えてしまっても  

私のことは 決して忘れないでいて  」




追伸



ヤタガラスの起源は 

中国発祥の日烏 


その事からMちゃんは 

(ノ゚ο゚)ノ

紀氏の祖先は 

中国から渡った渡来人が源流でないかと 

推察しています


ちなみについ先頃ワールドカップが在りましたが 

何故かサッカー協会のマークが 

ヤタガラス

φ(・・;)・・・・・・・・



某血筋さんの影響でしょうか?


ちなみにMちゃん曰く 

日本のサッカー勝利を願う為に

ヤタガラスに 祈りを捧げる事は 

紀氏一族に 祈りを捧げてることに

等しいと言ってました

(・ω・)



また追伸


某方からご質問があったので

お答えします

<(_ _)> 


封印の行事を裏で取り仕切ってると

ネット上で噂されてる組織 ヤタガラスウンチャラカンチャラ

(>ω<)/ 

そのメンバーは戸籍が無いと言う噂ですが

(・・;)?



でも Mちゃんの曰く 

別に戸籍が無いわけじゃなく

宗教に携わる人間は 

宗教上の理由から

比較的 容易に 

名前を変えることができるそうな 


そうすると名前を 辿り

探すことが 難しくなるので

(・・;)

その経緯故  

戸籍が無いと言う誇大解釈が なされたと 


まあMちゃん曰く 

戸籍制度自体について 

こう語って いました 


「 だって戸籍は 管理する為に生まれたものじゃない 」


<(_ _)>




http://www.youtube.com/watch?v=yWZI676nViE


三本足のカラスは 偽物 







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