歌文
「
くまくまはあめで聞かれたのだ
おおきな男の後ろに
へばりついてる
たくさんのゴミのような存在が
わさわさと くまくまにこう言ったのだ
「 近未来に人気が出る
短歌の書き方 教えろ 」
「
藤原に気に入られるには
どんな短文を書けばいいのだ? 」
「 おまえそんなことを言って
短文の書き方 知らねえんじゃねの? 」
挙句の果てには
くまくまを煽ろうとまでしたのだ 」
(・・;)・
「
くまくまは煽る者にはあわれみの感を抱くのだ
素直に聞けばいいのに
聞くことができぬ
その存在に
哀れみを覚えるのだ
まあよい
くまくまが教えてやろう
聞きたいものがいるのだから
近未来の文学の書き方を 」(くまくまのことば)
☆☆☆歌文の書き方☆☆☆
かたりて くまくま
聞き手 MAHAO

「
よいか
すべての文化において
新時代の幕開けは
原点回帰からはじまるのだ
だから
近未来
短文系の文学
歌文(かぶん)がブームになると言っているのだ 」
歌文?
(・・;)
「
文化(ぶんか)ではない
歌文(かぶん)だ
そして歌文とは
そもそも山のしーが鳥たちに歌い
現実を運んでもらっていた
そんな山の歌を起源として生まれたのだ
藤原が山のしーにかぶせる為に
文化的に作った形態の歌文が
短歌であり 俳句であり
かるたであり 和歌であったのだ 」
(・・;)・
「
百人一首の指令も
歌文で なされていただろう?
そしてな
近未来
古い短文とは違う
新しい歌文
新しい短文文学が誕生するのだ
新しい長文文学は
新しい短文文学の後から出てくるのだ 」
(・・;)
「
今
短編小説や童話に転向したがってる
大物作家たちもいるがな
だが
短編ではないのだ
あくまでも
求められてるのは新たなる文学形態
短文調でイメージをわかりやすく伝える
歌文だ 」
(・・;)
「
そして新たなる短文
歌文の書き方だが
秘伝は初伝にありとは
よく言ったもの
いいか
まずおとだ
おと おと おと 」
おと
(・・;)
「
わかりやすく簡潔にシンプルに
それでいて意図を伝える
おと おと おと
自分の伝えたいイメージを
おとで組み合わせろ
おとには意味がある
ならばおとを組み合わせて
文でイメージを構築するならば
おとの意味を
一つ一つ理解しなければならぬ 」
おとの意味
(・・;)
「
ほら
えみたんがおと占いをしていたであろう?
おとの意味とは
基本 あれだ
すべて 暗記してもよいぐらいだ 」
(おと占い記事リンク
その1
http://ohirunegoronyantou.blog.fc2.com/blog-entry-1036.html
その2
http://ohirunegoronyantou.blog.fc2.com/blog-entry-1038.html
その3
http://ohirunegoronyantou.blog.fc2.com/blog-entry-1042.html
その4
http://ohirunegoronyantou.blog.fc2.com/blog-entry-1056.html )
(・・;)
「
そしておとの意味を
意識的におぼえるとな
それが自分の血肉となり
脳細胞が活性化するのだ
さすれば
自然と自分のイメージに合致する音の歌を
すらすらと書けるようになるであろう
秘訣はそれのみだ
後は感性 感覚の問題だ 」
(・・;)・
「
歌文の中身は
おぼえやすくなければならぬ
数回聞いて誰でも覚えやすい歌文
かつインパクトがあり
イメージも見えやすく
記憶にも残る
センスが問われるのだ
意味不明なおとを
まばらに書くものではない
イメージが伝わるおとの組み合わせを響かせるのだ
そういえば
今の作家たちは
鳥の歌声 虫の歌声
風の声を聞いたことが無いのか?
伝えたいことがあれば
歌文は自然と口をついてでてくるはずだ
心臓が音を響かせているように 」
(・・;)・
「
そしてキャッチコピー
あれも歌文の一形態だ
ほら
CMのキャッチコピーによって
商品の売れ行きが如実に変わるであろう?
あれは経済効果をあたえる歌文なのだ
そして
電脳世界において
キャッチコピーに類する歌文の才は即効的な経済力をもたらし
富を呼ぶのだ 」
(・・;)・
「
ちなみにえんちゃんはキャッチコピーがうまい
くまくまは 集める歌がうまい
こくまは
イメージを即興で音にする天才
それは新たな言語を常に生んでいることと同じだ
三人の才がそろうから
三羽ガラス
今 ここには 文学の三本線が集っているのだ 」
(・・;)・・
「
それからな
新しい歌文の多くには
絵も必要だ
絵じゃなければ
写真でもいい
それが無理なら手話でもいい
何らかの視覚的イメージが必要だ 」
視覚的イメージ
(・・;)?
「
大体
今の国語学者は忘れているが
昔の短歌の読み会には
必ず何らかの視覚的なイメージがつけられていた
絵手紙という文化もあったであろう?
絵や
手ぶり
舞いでイメージを見せながら
歌を詠んでいた
それが今の短歌や俳句に欠けているのだ
そして近未来の短文学には
技術進歩に伴い
さまざまイラスト
さまざまな写真 CG
クリエイターによっては
動画や音楽までもがつくようになる 」
(・・;)
「
えんちゃんが童話の時代が来る
絵本が大人気になると
言っていただろう?
あれは文学の中身が短文化して
歌文が増え
それに視覚的なイメージをつけた
読み物が増えていくというあかしだ
第一
漫画もそうであろう?
視覚的な表現とセリフの進行
あの形態も
未来の文学の一形態をやや先取りしたものだ 」
(・・;)!
「
もちろん
おとだけで伝えようとする者もいる
しかし文字上のおとで
イメージをイラスト以上に
視覚的に見せることは
敷居が極めて高いのだ
それは
おとを読める者でないと
奏でられぬ
音を読むものは
音を視覚化できるからだ 」
(・・;)・

「
習いたいか?
でも習うものではない
努力しても才能の壁は
超えられぬのだ
歌文は習うものではなく
天から
降ってくるものなのだ
おとは想いについてくる
」
(・・;)・・
「
これから
文学も短文化
先祖がえりをしていくであろう
新時代の夜明け前だからな
そう言う文学がでてくるのも
ごく自然のことだ 」(くまくまのことば)