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ケルベロス ゾンビちゃんとの出会い ・・・その2

それはRちゃんが まだ受験直前の高校三年生だった頃の事です 

お友達に 高田馬場にある某大学の学園祭に誘われました 



大学の学園祭?(・・;)・・・・・・

元々読書好き 買い物以外は余り出歩く事が好きでなかったRちゃん 


・・・・・文化祭か・・・・・つまらなそうだなあ・・・・めんどくさい・・・・

一旦は 断ったのですが 友達はしつこく誘います 

「いいじゃん いこうよいこうよ!」

やむなくひきづられるように連れて行かれたRちゃんです 

学園祭に行っては見たのですが ロック風の音がギンギンやかましく鳴り響き ごみごみしていて 

全然お洒落な洋服やファンシーな飾りつけも無く 

企画やイベントも 真面目な物やテレビの番組の二番煎じ風でいまいち面白くありません

やっぱ家で漫画本でも読もうっと・・・

マイペースな Rちゃんは

「私 さき帰るね ごめんね(・・;)」

と言い残し とっとと帰ることにしました

そんな Rちゃんを見て その瞬間 落雷のような衝撃に打たれた男の子が居ました   

ひょろひょろの細長い男の子でした 彼は Rちゃんを凝視するように見ていました 




・・・なんて可愛い子なんだ  それにあの仕草・・・ 

まるで子猫のようだ 僕の好きな馬のように美しい 

可愛い・・・・ 

もう人生狂わされてもいいかも・・・・・・

彼はサークルの露天で綿菓子を作っていました おもむろにその一本を掴むと 

やわら大学の校門の方に向かうRちゃんの前に立ちふさがり 

門を出る その直前で

声をかけました 

「これあげる!」

見ると突き出した手の中に 一本の綿菓子が握り締められていました   

(・・;) 

Rちゃんは面食らいました 


・・・・・なっなんでこんなもの・・・・・・・・

「いっいいですぅ」

と断ったRちゃん そのまま逃げ出そうとしました 

すると Rちゃんの後姿を見送っていた先ほど別れたお友達が  

「ずるーーーーい 私たちにもちょうだーい 」とその男の子に駆け寄り 

要求しました 

男の子は

やむなく露店に戻り 綿菓子を他の女の子達にも渡したのです  

その隙に Rちゃんは もらった綿菓子を他の女の子に回して ひとり帰ろうとしたら 

男の子は 

「帰っちゃうの?、じゃあ送っていくよ」

とついていこうとします・・・・・ 

(・・;) こんなわけのわからん人についてこられちゃたまらん 

手短に断り ひとり脱兎の如くその場を駆け出しました 

このひょろひょろの男の子がゾンビちゃんでした  ちなみにゾンビちゃんがくれた綿菓子は 

所属しているサークルの運営する露天で売っていた物で それを勝手にRちゃんはじめ女の子に振舞ったため 

後で先輩にきつくきつく叱られたと言うことです 



その夜 Rちゃんが 家でくつろいでいた時 

いきなりぴっち(PHS)に見知らぬ番号から 電話がかかってきました

誰だろう・・・・・(・・;)・・・・・・ 出てみると 

「もしもし・・・もしもし・・・・今日の・・・・・」

その声は 昼の男の子の声でした

(・・;) あれ?何でわたしの番号知ってるのかしら?

Rちゃんは不思議に思ったのですが、 やはりしつこくされるとかなわんと思い  

「番号のお間違いじゃないですか?」と冷たくいい とっとと切りました 


翌日学校に行ったRちゃんを友達がこんな言葉で迎えてくれます 

「ねえ 今度皆で遊びに行こうよ!」

皆って誰?(・・;)

「こないだの親切な人たち 」

(・・;)・・・・・聞いてみると 綿菓子をもらった男の子とその知り合いとの事 

「えーーーーーーーいやだよーーーーーー!」

Rちゃんは その話を断りました

その後 授業で英語のテストの答案が返されました

勉強が得意でないRちゃん 点数は・・・・・・

げっ ものの見事に赤点・・・・・・・・ (ToT)!!!

ちなみに赤点所持者にはどっさりと難解な宿題が課せられます 

Rちゃんには手ごたえがありすぎるくらい 壮絶に難解な宿題です 

(ToT)/~~~あーーーーーーどうしようどうしようーーーーーー

こんなんじゃあ 遊びに行くなんて無理だよーーーー どうしようどうしようーーーーー

赤点の答案を見せながら 半べそのRちゃん 

その答案見るや 友達は 

「ねえR ほら あの大学頭がいいじゃん!勉強教えてもらいなよ 

この宿題もやってもらっちゃえば!」

エッ 宿題をやってもらう(・・;)☆☆

一計を案じてくれた友達 

悪魔の誘惑に負けるようにRちゃんは 

宿題をやってもらえると言う 淡い下心を挟みながら ゾンビ君たちと遊びに行く事を承知しました

出かけた場所はお台場

女の子のひとりがゾンビちゃんに問いかけます 

「どこの学部で勉強しているの?」   
ゾンビちゃんはぽつりと答えます 「政経学部・・・・・・」

「わーーーーーーーーー 一番偏差値高いじゃああああん 頭いいんだねーーーー!

女の子はゾンビちゃんの身元調査のような質問を始めました

「国語と英語はセンター試験満点だったんだ」と ゾンビちゃんは やや自信を浮かべながらそう答えてくれました

その一言に

Rちゃんはぴくんと反応しました・・・・・

えっ英語できるの・・・・もしかしてアタシの赤点の宿題は・・・・・・・(・・;)・・・・

Rちゃんはカバンからもそもそと赤点保持者への宿題を取り出しました 

「あの~~~~~ こっこれ 難しいですかぁ」(>_<)・・・・

とおどおど差し出すと

一瞥するや否や 英文を まるで日本文を流暢に読むようにすらすらと訳してくれました 

言葉に偽りはありませんでした まさに即答のゾンビちゃんだったのです 

あっという間に課題は終わり・・・

Rちゃんは

これで宿題が終わったあ 家に帰れる~~~~

(●^o^●)v そう思ったのです 



「皆さん お疲れ様でしたぁ・・・  実は私体調がさっきから悪いみたいでして・・・ (>_<) 

とっても楽しいんですが お先に失礼しますm(__)m」

っと何食わぬ顔で仮病を装いました 

心配そうに送り出す お友達たち Rちゃんが仲間に別れを告げ ひとり駅に向かっていたところ 

ひょろひょろの一本の影が Rちゃんを追いかけてきます 

「心配だから送るよ!」

ゾンビ君でした 


送る?でも貴方も電車でしょ・・・ 送るの意味無いじゃん・・・・ (・・;)

そう思ったRちゃんだったのですが

難しい宿題をやってもらった手前 むげに断れません 

そのままゾンビちゃんは Rちゃんの地元の駅まで ついてきました

でも駅についても ゾンビちゃんはRちゃんから離れようとしません 

どうしよう・・・・ Rちゃんが呆然としていた時 

ゾンビちゃんは 「英語教えてあげるよ♪」とRちゃんの急所の部分に効果的な一言を放ちました

受験間際で 英語が不得手だったRちゃん  

天真爛漫 な性質で 

\(^o^)/ ラッキー 英語の先生が見つかったあー☆ と脳天気に考え 

そのまま地元の図書館にふたりで直行しました  


勉強は2時間ほどで終了 
Rちゃんは

「また教えてねー ☆」の一言を残して そこであっさりゾンビちゃんと別れました 


それからゾンビちゃんにとって 掛け持ちの日々が始まりました

彼は大学の授業が終わると 電車に長時間乗り Rちゃんと地元の図書館で待ちあわせます 

そして何時間も無報酬で 
Rちゃんに勉強を教えました 

世の中親切な人が居るなあ・・・・・・・(●^o^●)・・・・・

そんな程度に思っていたRちゃんでしたが

そんな生活が二ヶ月くらい続いた後

ある日 ゾンビちゃんは一世一代の 告白をしました 

「結婚しよう!」

えっ・・・・(・・;) ・・・・・・・・ 

Rちゃんは面くらいました 

親切そうに見えていた男の人が

実は自分に下心を持っていたことにはじめて気が付かされたからです

それ位Rちゃんは恋愛の事に関して鈍かった人でした  裏切られたような気分に陥ったRちゃんは  

それから彼からの電話を着信拒否するようになりました 

でもぴっちの電話を拒否して間もなく 今度は実家の電話が鳴り響くようになりました

Rちゃんは自宅の電話番号を教えていませんでした Rちゃんのおとうさんは自営業を営んでおり 

その事を何かの折にゾンビちゃんに漏らした事があって それでゾンビちゃんは町のタウンページでゾンビちゃんの

実家の電話番号を調べ上げたようでした 

「R! 電話よーーーーーーー」 家族から声がかかります 

それからしつこくしつこくRちゃんに電話がかかってくるようになったのです

だい君の言う言葉はいつもこんな感じでした 

「付き合ってください 付き合ってください 付き合ってください 」

まるで選挙前の政治家のように連呼していました  

それだけでなく Rちゃんの降りる駅に 下校時の時間を見計らって毎日待ち伏せもしたりしていました 

ゾンビちゃんはRちゃんの姿を見ると こう声をかけます 

「付き合ってください!」(>_<)

「嫌だ !」(・・;)


「理由は?」(ToT) 

「大嫌い・・・だから 」・・・・・(・・;)


「・・・・・・うんわかった・・・・でも嫌いでも好きだから・・・・・・・」(^^)vー♪ 

まったく会話になってませんし 彼は諦めません 話せば話すほど頭が混乱していきます 

(・・;)

そんな禅問答のような会話が数ヶ月間続きました 


花も羨む女子大生るんるんキャンパスライフがスタートしたのです 

大学生活が始まると友達に誘われて 飲み会やコンパも初体験したりしました  

でもそういう場所に行っても余り楽しくありません Rちゃんは 

男の人と飲むより どっちかというと家で読書三昧をする方が楽しかったからです
なのでたまに行ったりしても すぐに帰ったりしました 

そうした行動が 他の男の子達の印象により残ったようでした 

他の男の子たちからも Rちゃんの電話にお誘いの声が熱心に入るようになりました 

そんな最中も日夜Rちゃんに電話で声かけと待ち伏せ攻撃を続けるゾンビちゃん 



最初にプロポーズされてから もう半年以上の月日が流れています 

その時 Rちゃんの頭の中に こういう一瞬考えがよぎりました 


ゾンビちゃん・・・・すごいなぁ 根性あるぅぅぅぅぅ 

この不屈の闘志とエネルギー 

ただものじゃない 将来化ける資質があるかもしれない・・・・ (・・;) 

普通の女性なら怖がり気持ち悪がるようなそのアプローチ

でもRちゃんにとっては それが人間の未知の可能性に見えたようです 元々Rちゃんの好みは人と変わっており 

男性から告白されても 少なくとも10回以上は 告白されないと相手にしませんでした

それ位で諦める様では男としてバイタリティが足りないという理由からで・・・・

その他 性格的に 何か凄い 人と違う所がある 面白い そういった部分を見出すと

Rちゃんは自然とその男性に好感や興味を持ち始めるのです 

彼女にとって外見や 地位や学歴 その時点の収入などは好みの基準に一切なっていませんでした


見るのは性格だけでした 
そしてRちゃんが凄いと思った人は 女性にしろ男性にしろ

その後大体 数年後出世街道を驀進していきました 


ある者は 若い身空で億を稼ぐ実業家になり  

そしてある女性は40代も過ぎていたのに 売れっ子CMモデルになり 

またある者は 超一流企業に勤めながら 株でも数億の副収入を得る 凄腕のトレーダーになったりもしました 


Rちゃんはゾンビちゃんにもそんな可能性を見出し始めたのですが 

それでもゾンビちゃんからのしつこい交際の申し出は断り続けました 

まだ全然 男の人と付き合いたい気分では無かったからです  それより読書とか買い物の方が好きでした

ある日めんどくさくなったRちゃんは こう思いました 


そうだ嫌われちゃえば良いんだ! 

その為当時まだ貧乏学生ゾンビ君に こう冷たく告げました 
 

「ゾンビちゃんは 貧乏だからやだ! あたし慈善活動するのが目標だから 貧乏な人はい・や・な・の!

私 エビータみたいになるのが夢なの (注エビータとはエバペロンです) だから貴方はイヤ!!!」

そう言葉を放つと ゾンビちゃんは静かにこう答えました 
「わかった・・・・・」

あっさりと引き下がるゾンビちゃんです

あれ?

案外物分りが良いじゃん (・・;)・・・・・・

根性あると思ったのは勘違いなのかな・・・・ 

と思ったRちゃんでしたが でもそうは問屋が下ろしませんでした ・・・・

次回ケルベロス ゾンビちゃん再び ・・・・・に移動



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